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「参ります」の使い方や意味・例文

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「参ります」の使い方や意味・例文

「参ります」は、「行く」「来る」「訪ねる」「訪問する」をへりくだって言う言い方です。書き手自身、あるいは書き手の側の人間(家族や同じ会社の人)が、目上の相手のところへ移動することを表します。「伺う(うかがう)」も類似の意味で用いられます。へりくだった言い方ですので、目上の相手の動作には使うことができません。

「参ります」の使い方や意味・例文の豆知識「参ります」の使い方や意味・例文の豆知識

「参ります」の意味

「参ります」は、「行く」「来る」などの謙譲語です。書き手の側の人間(私、家内、部下など)が、目上の相手のところ(お客様宅、貴社など)へ移動することを表します。「これからも頑張って「参ります」」などのように継続や展開の意味を表すこともできます。

「参ります」の例文

平素より弊社サービスをご利用いただきありがとうございます。
ご要望確かに承りました。すみやかに技術担当者が「参ります」ので、少々お待ちください。
(「行く」の意味→「伺いますので」で言い換えが可能です)

先月越して参りましたばかりで、まだ右も左も分かりませんがご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
(「来る」の意味→「伺いました」に置き換えることはできません)

我が社は50年の長きに渡り、最先端にて業界を牽引して参りました。
これからも日々弛まず努力して参る所存です。
(継続、展開の意味。「伺う」には置き換えられません)

「参ります」の使い方・注意点

相手のことについて言及する場合には使えません。NG: 「明日、我が社へ参りませんか」相手のところへ行く、という意味が無ければ使えません。NG: 「部下が営業から戻って参りましたら、改めてご連絡差し上げます。」

「参ります」のまとめ

「参ります」は、「誰が」(自分側の人間が)「どこへ」(相手側のところへ)行くのかをよく考えて使いましょう。「行く」と同じような意味で使う場合には「伺う」と置き換えても差し支えありませんが、「来る」(「ここに来る」)と同じような意味で使う場合は「伺う」に置き換えることはできません。適切な敬語表現を用いて、気持ちの良い人間関係を築きましょう。

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