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「傾注」の使い方や意味・例文

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「傾注」の使い方や意味・例文

「傾注」は、何か一つのことに専念している様子を表す言葉です。傾の字から受ける印象は、「斜めになっている」や「倒れる寸前」、あるいは水平を保てないことから転じて「公平でない」など、あまり良いものがありません。そのため、注意が傾いた状態と勘違いされそうですが、「傾注」にそのような否定的な意味はありません。この言葉の本質的なイメージは、物事に従事している様子です。

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「傾注」の意味

水が入ったピッチャーなどを傾けて、グラスに液体を注ぎ入れる時の心境が「傾注」本来の意味です。現代の感覚で言えば、テーブルを濡らさないように、また程よい量で注ぐのを止めるために注意している様から転じて、何かに熱心になっている状態を示すのにも使われます。

「傾注」の例文

彼は今、模型飛行機の製作に「傾注」しています。一端これが始まると奥さんからの呼び掛けも耳に入らず、ご飯も食べずに没頭するのが彼の休日のスタイルです。

周りの人から腹は減らないのかと聞かれても、何故かその時は空腹感がないらしい。そのくせ、区切りの良いところでふとそれに気付き、今度は夢中で食事をする自分が滑稽に思えると言っています。

本心かどうかは別として、「いろんなことを一度に出来る人が羨ましい。午前中これに没頭したら午後は別のことをするのが理想だけれども、自分にはそれが出来ない」という彼。基本的には、物事に一途で真面目なんだと思います。

次の休みには飛ばせるといいね。

「傾注」の使い方・注意点

「傾注」が示す時間的な範囲は、対象となる瞬間とその前後に適用するのが原則ですが、長い期間を意識しても使えます。例えば、「彼女は今度任されたプロジェクトに「傾注」している」という言い方です。例え水曜日の夜、ジムに通っていてもそれは関係なし。仕事なら仕事に限っての話と、次元が一致していれば問題ありません。逆に短時間の集中は単なる集中であって、それに「傾注」を用いるのは不適切です。悪い冗談と思われることがあります。

「傾注」のまとめ

「傾注」の核となるイメージは専念や専心です。心を一方に傾けるなどの不公平な意味は無く、もっぱら他人の話し声や騒音などもろともしないような高い意識の集中を表します。多くの場合はその場限定ですが、「傾注」する対象が固定ならば長い期間を伴うことにも使うことができます。逆に極めて短時間の集中や、大した事案でないものが対象の場合は大げさに聞こえてしまうので避けた方が無難です。

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