「傾注」の使い方や意味・例文
View数14,698
コメント数0
「傾注」の使い方や意味・例文の豆知識
「傾注」の意味
水が入ったピッチャーなどを傾けて、グラスに液体を注ぎ入れる時の心境が「傾注」本来の意味です。現代の感覚で言えば、テーブルを濡らさないように、また程よい量で注ぐのを止めるために注意している様から転じて、何かに熱心になっている状態を示すのにも使われます。
「傾注」の例文
彼は今、模型飛行機の製作に「傾注」しています。一端これが始まると奥さんからの呼び掛けも耳に入らず、ご飯も食べずに没頭するのが彼の休日のスタイルです。
周りの人から腹は減らないのかと聞かれても、何故かその時は空腹感がないらしい。そのくせ、区切りの良いところでふとそれに気付き、今度は夢中で食事をする自分が滑稽に思えると言っています。
本心かどうかは別として、「いろんなことを一度に出来る人が羨ましい。午前中これに没頭したら午後は別のことをするのが理想だけれども、自分にはそれが出来ない」という彼。基本的には、物事に一途で真面目なんだと思います。
次の休みには飛ばせるといいね。
「傾注」の使い方・注意点
「傾注」が示す時間的な範囲は、対象となる瞬間とその前後に適用するのが原則ですが、長い期間を意識しても使えます。例えば、「彼女は今度任されたプロジェクトに「傾注」している」という言い方です。例え水曜日の夜、ジムに通っていてもそれは関係なし。仕事なら仕事に限っての話と、次元が一致していれば問題ありません。逆に短時間の集中は単なる集中であって、それに「傾注」を用いるのは不適切です。悪い冗談と思われることがあります。
「傾注」のまとめ
「傾注」の核となるイメージは専念や専心です。心を一方に傾けるなどの不公平な意味は無く、もっぱら他人の話し声や騒音などもろともしないような高い意識の集中を表します。多くの場合はその場限定ですが、「傾注」する対象が固定ならば長い期間を伴うことにも使うことができます。逆に極めて短時間の集中や、大した事案でないものが対象の場合は大げさに聞こえてしまうので避けた方が無難です。
「傾注」の使い方や意味・例文へのコメント投稿
この豆知識の投稿者:【公式】ひな形の知りたい!
全ての雛形が無料で使える雛形の知りたい!雛形・書式・書き方、テンプレートなど初心者の方から記入例が欲しい方までお気軽にご利用頂けるポータルサイトです。お気軽にご利用くださいませ☆
雛形の知りたいは同時に雛形などをご投稿頂ける投稿者様を募集しております。簡単に登録する事で雛形が投稿出来、投稿時・ダウンロードが発生した場合にポイントを加算させ頂きます。
ご登録も全て無料となりますので無料での集客や販促も可能ですので是非、仕業士さんや一般の方でも雛形の作成・制作が可能な方はご登録くださいませ。
この投稿者の他の豆知識
-
「心労」の使い方や意…
フランクな表現というよりも硬い文章内で、…
8,715
0
-
「勧告文」の使い方や…
「勧告文」とは、相手に行動を促すための文…
27,739
0
-
「謹啓」の使い方や意…
「謹啓」という言葉は、手紙文の冒頭で使わ…
7,019
0
-
「案じて」の使い方や…
「案じて」は、相手を気遣う表現の一つです…
58,122
0
-
「お過ごし」の使い方…
「お過ごし」とはたいてい、ビジネスシーン…
38,283
0
-
「改めて」の使い方や…
「改めて」とはもともと「変えて」の意味で…
81,160
0
-
「相済みません」の使…
「相済みません」、の相は語調を整えて後ろ…
45,308
0
-
「謝意」の使い方や意…
「謝意」は、一般的に目にする機会が多い割…
42,945
0
コメント投稿