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「所見」の使い方や意味・例文

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「所見」の使い方や意味・例文

事件や事故対応の手始めとして、問題に関して一番詳しそうな身近な人に意見を求める場合などに使われる「所見」。だいたいの意味は分かっていても、それが使える状況とそうでない状況との境界をきちんと理解しているでしょうか。「所見」の場合に気を付けるべきは言葉の軽さ。これを正しく理解せずに誤用や誤解をすると、思わぬ不利益を被るので正しく理解しておくことが必要です。

「所見」の使い方や意味・例文の豆知識「所見」の使い方や意味・例文の豆知識

「所見」の意味

この言葉の意味は、目視あるいは特別な道具を用いずに、僅かな時間、観察しただけで下す意見や考えです。従って、極めて主観的な軽い感想や、十分には科学的と言えない推定の成分が多く含まれます。平たく言えば「ぱっと見た感じ」に置き換えることが可能な言葉です。

「所見」の例文

先週、同僚の田沼と山中渓谷に調査に行って参りました。その際珍しい化石を発見し、手元の文献やインターネットでその正体を調べております。田沼の検分では哺乳類の骨ではないかとのことでしたが、私には恐竜の骨のように思えて仕方ありません。

そこで先生のご意見を頂きたくご連絡申し上げました。添付する写真がその化石です。お忙しい中たいへん申し訳ありませんが、写真について先生の「所見」をお聞かせ下さい。

別角度での写真が必要であれば労は惜しみませんので何なりと指示、申し付け下さいませ。また、テレビ電話の環境もありますので、そちらがよろしければその旨お電話頂きたくお願い申し上げます。

「所見」の使い方・注意点

「所見」の中心となるイメージは見た目です。外見だけで判断した感想なので、その精度について云々するのは間違い。例えば、化石の写真を受け取った先生が「動物の骨であることは分かるけれども、それ以上のことは現物を詳しく調査してみないと分からない」と回答したとしましょう。つまり、先生の「所見」は動物の骨です。依頼には応えているので、もっと詳しいことは分からないのかと嘆くのは筋違いです。

「所見」のまとめ

「所見」を作業の質で語れば、語弊はありますが、やっつけ仕事。正確な情報を出すのに必要な道具がなく、また環境的にもそれができない状況で出さざるを得ない仮の判断とも言えます。本格的な調査を伴わないので、結論に高い精度は求めません。取るに足らない案件ならば、「所見」が最終結論になることもありますが、多くの場合、後に行う本格調査への判断材料的な意味で使われます。

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