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「謹んで」の使い方や意味・例文

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「謹んで」の使い方や意味・例文

社会に出ると経験するのが、目上の方と一緒に企業内のイベントや冠婚葬祭のイベントに参加することです。これらのイベントは今後の人間関係を濃密にするために必要なことであるため、個人的な用事があっても時には日時調節し無ければならないこともあります。そのイベントに出席するときには必ず目上の方に失礼にならないように返事をしなければならないのですが、失礼に当たらない言葉として利用されることが多いのが「謹んで」です。

「謹んで」の使い方や意味・例文の豆知識「謹んで」の使い方や意味・例文の豆知識

「謹んで」の意味

「謹んで」の謹の成り立ちは、粘土をねりこんで土器などの生活に必要なものを作り出す古代の生活から生まれた言葉です。粘土を練りこむ際に外側から内側に練りこんで一つにまとめる状態から、「謹んで」は自身の意思は内側に入れて控えめに言動を言うという意味となっています。

「謹んで」の例文

「謹んで」は自身の意思はひとまず内側にひそめておき、目上の方の言葉を了承するために使う言葉あるため必ず意思表示の前に使います。

「謹んで」で一番使われる言葉としては、その依頼を「謹んで」お受けいたしますや「謹んで」哀悼の意を申し上げますなどがあります。。

次に目上の方にメッセージに返答する際にも使うことが多く、例えば新年の挨拶の際には「謹んで」新年のお喜びを申し上げますや「謹んで」お祝いの言葉を申し述べさせていただきますといった形で使います。

それ以外では相手への感謝の気持ちを柔らかく使う技法としての使い方で、恩師である先生のお言葉を「謹んで」承りますといったような形で目上の方への返事として使うこともあります。

「謹んで」の使い方・注意点

「謹んで」の使い方の注意点としては似たような言葉に慎んでがあります。どちらもつつしんでという言葉になるため混合して使われることが多いのですが、その意味合いは全く違います。「謹んで」は相手の意思を尊重するために使いますが、慎んでは逆に相手の意思を尊重するよりも自身と相手の両方に自制を求める際に使うため返信するさいには注意がいります。

「謹んで」のまとめ

「謹んで」は相手の意思を尊重するために使う言葉であり、それが目上の方であればなおさら使うことが義務付けられる言葉の一つといえます。ただし「謹んで」は目上の方への返答メッセージではありますが、ただあまり使いすぎるのは良くないです。それは自身が本当に外せないイベントがあるのにもかからず、目上の方の意思表示のために利用し続けると断りづらくなります。そのため使うのは祝いの席や葬祭イベントだけに使用し、それ以外は「謹んで」は使わず通常の意思表示だけにするのが望ましいです。

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