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「~の折」の使い方や意味・例文

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「~の折」の使い方や意味・例文

「~の折」は「〜のときに」の言い換え表現として格式ばった文体でよく使われる言葉です。「四季折々」などの表現に見られる「折」ですが、より厳密には「時」よりも「機会」に近いニュアンスを帯びた言葉で、その時しかない、限られた貴重な時間といった場合に使うのが適切です。「~の際」「〜の際に」も似たような使い方をします。

「~の折」の使い方や意味・例文の豆知識「~の折」の使い方や意味・例文の豆知識

「~の折」の意味

「「~の折」(おり)」は、「〜のときに」「〜の機会に」と言った意味で使われる言葉です。「~の折」の前には、動作性の名詞(敬語「お〜になる」の「お〜」の部分)を入れますが、動詞の普通形で「~した/する折」も可能です。

「~の折」の例文

日頃お世話になっております。ご報告が遅れましたが、この度見晴らしの良いところへ新居を構えました。お仕事でお近くまでお越しの折には、ぜひとも拙宅へお立ち寄りください。

先日は貴重なお時間を割いて説明会にご参加下さり、誠にありがとうございました。説明会の折にお寄せ頂いたご質問につきまして、担当者からの回答をお伝えいたします。

この度はご結婚おめでとうございます。お二人の新たなる門出を心より祝福申し上げます。まだ挙式の日取り等未定とのことでしたが、結婚式の折には必ずや列席させていただきたいと考えております。

「~の折」の使い方・注意点

「~の折」だけ使うと、場合によってはややぞんざいに感じられることもあるかもしれません。必要に応じて「に」「には」などの助詞を加えたり、別の表現に置き換えて文を構成しましょう。堅い文体では「〜時に」は避けましょう。

「~の折」のまとめ

「~の折」を使うことで、「またとない」「貴重な」というニュアンスが加わり、ただ「〜ときに」というのと比べて相手に対する敬いの気持ちが付与されます。この語そのものは敬語というわけではありませんが、目上の人とのやり取りの中では欠かせないワードです。適切に使いこなして、気持ちの良い人間関係を築きましょう。

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