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「ご多用」の使い方や意味・例文

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「ご多用」の使い方や意味・例文

「「ご多用」のところ」「「ご多用」のことと存じますが」という言葉は、相手方に対して主に文中で使われる、いわゆるクッション言葉です。何らかの用件を伝える場合や、特に相手に対して依頼をする場合にしばしば前置きや詫び言として使用されます。相手が実際に多用な状態かどうかは関係なく、相手の状況を思いやる言葉として、特にビジネスや結婚式などの公的な現場で使用されます。

「ご多用」の使い方や意味・例文の豆知識「ご多用」の使い方や意味・例文の豆知識

「ご多用」の意味

「ご多用」の意味は、漢字が示す通り、「用事が多くある」ということを謙譲語の「ご」をつけることで丁寧に表現したものです。「ご多忙」(やることが多く忙しい状態を丁寧に表現したもの)、「お忙しい」とほぼ同意で使用されます。

「ご多用」の例文

「ご多用」という言葉は、「忙」という文字が立身偏に亡くなると書くことから悪字とされるため、特に宴会などの招待状に好んで使用されます。例えば次のような文章です。

このたび、○▽部長の栄転を祝いまして、ささやかではございますが送別会を開催することとなりました。「ご多用」中とは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加ください。

また、公的なメール文でもクッション言葉として頻繁に使用されます。例としては次のような文章です。

平素はお世話になっております。□□商事○○課の××です。先日は見積書をいただき誠にありがとうございました。正式に発注させていただきますので、「ご多用」中恐れ入りますが、お手配のほどお願い申し上げます。

「ご多用」の使い方・注意点

「ご多用」を使った文章でありがちな間違いは、「「ご多用」中のところ」という表現です。これは、「中」と「ところ」が意味の上で重複しているため、日本語として正しくありません。「「ご多用」のところ」あるいは「「ご多用」中にも関わらず」であれば問題ありません。

「ご多用」のまとめ

「ご多用」とは、相手が実際にどういう状況であるかはさておき、何かしら用事やその人の生活がある中で、わざわざ自分のために時間を割くこととなり申し訳ないが、という謝辞を含んだ前置きです。この一言が文中にあるのとないのとでは相手の受け取り方が変わってきますので、ちょっとした文章の中でも自然に使いたい言葉の一つです。

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