「ひとかたならぬ」の使い方や意味・例文
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「ひとかたならぬ」の使い方や意味・例文の豆知識
「ひとかたならぬ」の意味
「ひとかたならぬ」は、普通であることを意味する「一方」に否定の助動詞「ず」が接続して、「ず」が「ぬ」に変形して「普通ではない」、「並々ではない」、「尋常ではない」という意味となり、この後に来る例えば「「ひとかたならぬ」ご愛顧」とか、「「ひとかたならぬ」お世話」といった名詞を修飾した使われ方をします。やや古めかしく、非常に固い、改まった語句といえます。
「ひとかたならぬ」の例文
「ひとかたならぬ」は改まった言葉として、ビジネスシーンや目上の人にお礼の言葉を述べるときに使います。口語体というよりは文書で表す場合が多いです。
「この度は息子が「ひとかたならぬ」お世話になりまして、お礼の言葉もございません。」
「日頃より「ひとかたならぬ」ご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。」
「在職中は「ひとかたならぬ」お世話になりまして、本当にありがとうございました。」
先生より「ひとかたならぬ」ご指導とご鞭撻を頂き、深く感謝申し上げます」
等、過分な、並々ならぬ、通常をはるかに超えたご厚意に感謝して改まってお礼を申し上げるときに使われます。
「ひとかたならぬ」の使い方・注意点
ビジネス文書や目上の人にたいしてのお礼では「ひとかたならぬ」の後に続く言葉は殆どの場合において、良い意味を持った名詞が接続語として続きます。ですから、「ひとかたならぬ」の後に否定するような言葉を繋げることは避けます。また、この語句は改まった、いわば古い言い回しであることから、この文言を入れた文章は他の語句も敬語や謙譲語など使用に気を付けて、文章を読む相手方に失礼のないように気を付けなければなりません。
「ひとかたならぬ」のまとめ
古めかしい言葉ではありますが、披露宴などでの挨拶状、ビジネス文書ではそれほど珍しい語句ではありません。ですから改まった席や、ビジネスシーンにおいて用いることが多く、手紙や文書の受け取り手も、目上の方であったり、大事な得意先の方だったりします。そして相手の方を尊重する言葉選びが重要となってきます。「ひとかたならぬ」、の後に来る単語の使い方とその文章全体で正しい丁寧語が使われているかどうかをよく遂行して、相手に失礼のないよう、お礼の気持ちと感謝の言葉をしっかりと伝える事がたいせつです。
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