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「大過なく」の使い方や意味・例文

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「大過なく」の使い方や意味・例文

「大過なく」という言葉は若い世代にはあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、定年退職の場面やスピーチでは定番の言い回しなので、覚えておきましょう。「大過なく」は挨拶文などでも使われますが、使い方を間違えると、不自然な印象を与えかねませんので、きちんと意味を理解して正しく使えるようにしておきましょう。

「大過なく」の使い方や意味・例文の豆知識「大過なく」の使い方や意味・例文の豆知識

「大過なく」の意味

「大過なく」の「大過」とはひどい失敗、大きな過ちという意味とものすごく大きなものという2つの意味があります。ここでいう「大過なく」は「大きな失敗や過ちがなかった」という意味になります。過去形になるのが普通なので、注意しましょう。

「大過なく」の例文

定年を迎えた時の挨拶として「皆々様のご指導、ご鞭撻により「大過なく」過ごさせていただきましたことを心より感謝いたします」と使うことができます。

「至らぬ私ではありましたが、在職中は皆様に公私ともに大変お世話になり、「大過なく」過ごすことができました」「今日まで「大過なく」勤め上げられましたことを深く御礼申し上げます」というように離職の際の定番のフレーズになっています。

スピーチだけでなく、挨拶状の中でも一般的に使われている言葉ですので覚えておきましょう。離職以外の用法でも「プロジェクトが「大過なく」終わる」というように使えますが、あまり一般的ではありません。

「大過なく」の使い方・注意点

「大過なく」は自らが発する言葉の中で使われますので、第三者が「彼は「大過なく」勤めて立派だった」などというのは不自然です。「大過なく」は大きな失敗も成功もなかった、というような謙遜の言葉ですので、他人から言われても喜ばしいものではありません。

「大過なく」のまとめ

「大過なく」終わることがいいことかどうなのかは、たびたび議論になるトピックのひとつです。大きな失敗がないことだけでは有能であることの証明にはなりません。だからこそ、リタイヤする身からすれば謙遜の意味で、大きな失敗がなかったのは皆様のおかげ、という言い回しが生きてきます。こんな成功を収めた、といわない日本人の控えめな特徴が表れた文章なのです。

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