「折り入って」の使い方や意味・例文
- View数10,228
- コメント数0
「折り入って」の使い方や意味・例文の豆知識
「折り入って」の意味
「折り入って」という言葉は、「折り入る」という動詞の連用形に「て」という助詞をつけたもので、「特別に心を込めて」という意味から、何か大切な話し合いや頼みごとの際に使用される常套句になりました。今では「改めて」とか、「じっくりと」などの比較的一般的な状況でも、冗談のように使用される方も居ますが、本来の意味を損なわないように、あまり簡単に用いるのは控えた方が良いでしょう。
「折り入って」の例文
例えば親しい相手に対しても「折り入って」という言葉を使えば、切り出す話題に非常に重々しい印象を与えることになります。
「折り入って」という言葉そのものが敬語と連動しますから、実際には退職の報告や意思確認など、公的な場での大切な話に使うのが相応しいと言えるでしょうね。
「このたびは「折り入って」お話がございます」「「折り入って」お願いしたいことがございましてお電話を差し上げたのですが」「明日、「折り入って」ご相談があります」など、事前に話し合いの場を持ちたい相手にご連絡を差し上げる際に使用したり、約束を取り付けるために使用するのが一般的です。
「折り入って」の使い方・注意点
先にも触れたように「折り入って」という言葉には、相手にも心構えを促すような独特の重みがあります。単に改まった言い方というだけではなく、それなりに逼迫した状況を想起させる言葉でもありますから、些細な用事のたびに「折り入って」を頻発していては信用をなくしかねません。頻繁な活用は控えるようにしましょう。
「折り入って」のまとめ
「折り入る」という言葉の意味が「深く心を込める」であることからも解るように、この言葉には背筋を伸ばしてしっかりと用件を聞かなければならないような響きがあります。様子や態度がきちんとしている姿を俗に「折り目正しい」などと言ったりすることがありますが、この「折り入って」という言葉にも似た印象を感じることができるのではないでしょうか。ここぞという場面で使用する美しい表現のひとつとして、大切にしてゆきたい言葉です。
「折り入って」の使い方や意味・例文へのコメント投稿
この豆知識の投稿者:【公式】ひな形の知りたい!
全ての雛形が無料で使える雛形の知りたい!雛形・書式・書き方、テンプレートなど初心者の方から記入例が欲しい方までお気軽にご利用頂けるポータルサイトです。お気軽にご利用くださいませ☆
雛形の知りたいは同時に雛形などをご投稿頂ける投稿者様を募集しております。簡単に登録する事で雛形が投稿出来、投稿時・ダウンロードが発生した場合にポイントを加算させ頂きます。
ご登録も全て無料となりますので無料での集客や販促も可能ですので是非、仕業士さんや一般の方でも雛形の作成・制作が可能な方はご登録くださいませ。
この投稿者の他の豆知識
-
「相済みません」の使…
「相済みません」、の相は語調を整えて後ろ…
44,294
0
-
「想い」の使い方や意…
「想い」とは、「想像や空想を張り巡らせる…
13,918
0
-
「ご隆盛」の使い方や…
「ご隆盛」とは、「隆盛(りゅうせい)」と…
51,153
0
-
「厚く」の使い方や意…
「厚く」は、口語表現や日常会話ではあまり…
13,326
0
-
「ご無用」の使い方や…
「いらない」「いりません」など否定の言葉…
56,838
0
-
「何より」の使い方や…
「何より」とは「「何より」も素晴らしい」…
39,332
0
-
「拘らず」の使い方や…
「「拘らず」(かかわらず)」は、直前に述…
10,716
0
-
「拝察」の使い方や意…
「拝察」とは、物事に対して推察及び推測す…
16,467
0
コメント投稿