「折角の」の使い方や意味・例文
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「折角の」の使い方や意味・例文の豆知識
「折角の」の意味
「折角の」は、中国の故事に由来する言葉ですが、現代の日本語では「わざわざ」や「無理をして」というように、手間暇や時間をかけて力を尽くすことを言い表しています。また、滅多に訪れない幸運や状況を大切に思うことを表現する際に使用する例も見られますね。いずれにしても、日常生活の中でも比較的使用頻度の高い表現ですから、改めて意味を確認しておくのも良いでしょう。
「折角の」の例文
日常会話や電話などの口頭でのやり取りにも多く使われる「折角の」という言い回しですが、ビジネス文書では主に相手からのお申し出やご提案をお断りする際に多く使われる傾向があります。
先方からの好意をお断りするのは大変心苦しいものですが、そういう時こそ相手の苦労や手間暇を慮るような「折角の」という言い回しを活用し、角を立てないように事を運びましょう。
例文としては「「折角の」ご厚意ではございますが、このたびは謹んで辞退させて頂きます」「「折角の」お心遣いですので有難く頂戴いたします」「「折角の」機会ですので是非参加させてください」など、肯定の際にも活用できることがお分かり頂けるのではないでしょうか。
「折角の」の使い方・注意点
「折角の」という言葉は広く一般化していますが、ビジネスの場で使用する場合は、自分の行為に対してこの表現を乱用するのは控えた方が良いかも知れませんね。「折角の」には「わざわざ・苦労して」といった意味があることは先にも述べましたが、例えば「「折角の」苦労が台無しだ」などという表現を何度も使っていると、些か愚痴っぽく聞こえてしまうこともあります。使いやすい言葉なだけに、TPOを弁えていきたいところですね。
「折角の」のまとめ
「折角の」は何度も重ねて使うとありがたみが薄れてしまう言葉ですが、相手の労をねぎらったり、感謝の意を述べる折には、嫌味なく相手を引き立てることができるもっとも簡単で使いやすい表現のひとつなのではないでしょうか。誰かからの厚意にせよ、降って湧いたような幸運にせよ、それに恵まれる「折角の」幸運は、できるだけ大切に生かしてゆきたいものですね。
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