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「くれぐれも」の使い方や意味・例文の豆知識

「くれぐれも」の使い方や意味・例文

手順・使い方の説明文

手紙の末尾によく見かける「くれぐれも」という言葉は、「呉呉も」と書きます。「くれぐれも」お大事になさってくださいというように、相手に対して十分な注意を促すときに添える副詞です。「~してくれませんか」という「くれ」を2回繰り返すことで強調した副詞です。丁寧な言葉の表現で相手への敬意もふくまれています。

手順1

「くれぐれも」は、何度も繰り返してという意味があり、何度も心を込めてお願いしたり、頼んだり、忠告したりする様子を意味しています。また、何度考えてもということから、「かえすがえす」という意味もあります。

手順2

「くれぐれも」は、「くれぐれも」お怪我のないようになさってください」や「「くれぐれも」お気をつけてください」という相手への気遣いを表現する場面に使う例文があります。

「くれぐれも」お忘れ物のないようにしてくださいも注意喚起です。「くれぐれも」嬉しいものだなというように、反芻して喜びをかみしめている場面のように、何度も思い返しているときにも使います。

「くれぐれも」頼んでおられましたねというように、相手が繰り返し言っていた様子を強めた表現もあります。「くれぐれも」よろしくお伝えくださいは、絶対にの意味も含まれています。

手順3

「くれぐれも」を使う場合に注意することは、相手の立場です。相手がすでに体調を崩しているときに「くれぐれも」ご自愛ください」というと、かえって、相手の体調を気遣うニュアンスより、自己責任の体調管理を念押しするように受け取られる可能性があります。

手順4

「くれぐれも」は、「どうぞ」や「どうか」という言葉と似た場面で使いますが、念押しの意味や、どちらかといえば心配が強い意味合いを含んでいます。「くれぐれも」、よろしくお伝えくださいという念を押して強める場合と、「くれぐれも」安全運転でというように、心配な気持ちを強めて、相手への思いを表現する言葉です。