手順1
-
- 「ご愛顧の程」という言葉の意味は、古来、芸事を生業としていた役者や芸人などが、読んで字のごとく「愛」「顧みる」と言うように、贔屓にしてもらったり目をかけてもらったりしているお客様に対して用いる言葉でしたが、それが転じて現代では企業などの挨拶文の定型として定着するようになりました。
手順2
-
- 「ご愛顧の程」という言葉を用いた具体例としては、例えば一通りの要件を申し述べたあとの締めの言葉として「今後とも何卒宜しく「ご愛顧の程」、謹んでお願い申し上げます」というように、改めて今後の良好な関係やお付き合い、お引き立てをお願いする場合に使用するのが一般的と言えるのではないでしょうか。
単純に「「ご愛顧の程」、宜しくお願いいたします」というように、シンプルな使い方でもかなり改まった響きを相手に伝えることができます。
お客様とは、常連になるほどつい馴れ合いのような雰囲気になってしまいがちなものですが、日頃の謝意を書面で伝えるなら、こういった文章を改めて差し挟んでみるのも効果的です。
手順3
-
- ここまでの説明でお分かり頂けることと思いますが「ご愛顧の程」という言葉にはやや改まった響きがあります。かなり親密な相手に送る場合には些か白々しい印象を与えてしまうこともありますので、その点は注意が必要かも知れません。また「ご愛顧」という言葉はビジネスの意味合いが強いので、例えばプライベートでお世話になっている方への謝意を伝える際には適切な言葉ではありません。活用の場を誤らないよう注意しましょう。
手順4
-
- いかがでしたか?「ご愛顧の程」という言葉は、主に仕事の場でお客様に謝意を伝えるには最適な言葉のひとつと言っていいでしょう。「愛顧」という言葉の中には、それまでお客様と自社が培ってきたあたたかい絆が見え隠れしているようです。「ご愛顧の程」を上手に活用して、これからの関係性の継続と良化に役立てていきたいところですね。
Copyright (c) 2025 ひな形の知りたい! ALL RIGHTS RESERVED.