手順1
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- 「ご足労」という言葉の意味は、本来「足を疲れさせること」で、そこから転じて「足を使わせること」「足を運ばせること」へと意味が広がっていきました。そこに「ご」という丁寧な表現を付加することによって、来て頂くための労をねぎらう感謝の言葉となっています。
手順2
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- 「ご足労」という表現は、まず言葉そのものに謝意が含まれていることから、それほど誤った用法になることはありません。
「本日は雨の中「ご足労」頂き、誠にありがとうございました」「ご足労」をおかけすることになり、誠に忍びないのですが「ご足労」をおかけして申し訳ございませんなど、事前に来て頂く際の約束を取り付ける書面やメール、実際に来て頂いた際の謝意を述べる口頭での挨拶、用事が済んだあとのお礼状など、実に幅広いビジネスシーンに活用することができます。
仕事の場では、感謝の気持ちや労をねぎらう言葉が非常に大切な役割を帯びてきますから、ぜひしっかりと自分のものにして、上手に活用していきましょう。
手順3
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- 前述したように、「ご足労」という言葉には「来て頂く際に相手にかけてしまう労をねぎらう、感謝の意を表する」という意味があります。ですから、まだ先方が来られるかどうかも判らない段階でこの言葉を用いると、来ることを迫っているような印象になることがあります。できるだけ、来られることが決まってから用いるのが望ましいでしょう。
手順4
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- 「ご足労」は、謝意を表す言葉の中では比較的使用しやすい言葉のひとつと言えるのではないでしょうか。目上の方やお客様にきちんとした印象を与えると同時に、ストレートに感謝が伝わる表現でもあります。また、お願いする際、実際に起こし頂いた場面、その後の感謝と時系列を問わず幅広く活用できますから、便利なビジネス用語のひとつとして覚えておくと、仕事の際にも大いに役立つことでしょう。
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