手順1
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- 「甚だ」の意味ですが、これは物事が普通の程度をこえている様を意味しています。似たような意味を持つ言葉を挙げるとすれば、非常にとか、たいへんと言った言葉です。ただしこれらの言葉に比べると、非常にかしこまった、堅い印象を与える言葉としての意味も持っています。
手順2
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- 結婚式などで祝辞を述べる人がよく使用される、「甚だ」僭越でありますがと言う一文が例文としては挙げられます。
これは、自分のような人間が祝辞を述べるのは、度をこして出過ぎたことですが、と言う意味があり、謙遜、恐縮の意味合いが込められています。
またニュースなどで耳にすることも多い、「甚だ」遺憾であると言う言葉も、例文のひとつです。
これは不正、過ちなどに対して残念に思う、悔いている気持ちを表現している一文です。わかりやすく言うと、非常に残念ですと言う意味です。
相手に対して正当な申し出、たとえば契約遵守やクレーム回答などを申し出たけれど、それを受け入れてもらえなかった時などには、この一文を使用することができます。
手順3
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- 先にも述べたとおり、「甚だ」と言う言葉は、とても堅い印象を与える、そしてかしこまった言葉です。よって親しい人同士のやり取りで、それほど大したことでないにもかかわらず、「甚だ」と言う言葉を使用するのはあまり適切ではありません。また極端に、と言う意味がある言葉ですから、むやみに使用すると相手に大げさな印象を与え、それが物事の本質をわかりにくくする可能性もあるので注意が必要です。
手順4
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- 「甚だ」と非常にの使い分けは難しいところです。ただ「甚だ」には、極端と言う意味があることを頭に入れておくと良いです。非常にを使用する時よりも極端に、強く、相手に訴えたい場合に利用すると言うふうにしておくと、適切な使い分けが可能です。また相手に対して迷惑を被っていること、謝罪を求めたい気持ちなどを伝える際に「甚だ」と言う言葉を使用する際には、こちらには一切の非がないこと、それが正当な申し出であるか同化と言うのも確認しておくことが必要です。
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