手順1
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- 動詞「案ずる」の連用形「案じ」に、接続助詞「て」が付き「「案じて」」となっています。「考えて」「心配して」「恐れて」という意味です。気にかかる物事に対して、あれこれ思考している様子や、気にかけているさまを指します。
手順2
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- 急にお倒れになられ、病気かと「案じて」しまいましたが、寝不足だったようです。昨晩から本日の遠足を楽しみにしていらしたのでしょう。
あれからお会する機会もなく、お元気でいらっしゃればよいがと「案じて」おります。
連絡手段はなく、ずっと御身を「案じて」おりました。
一人前になるまで帰らないと家出同然のように家を飛び出した兄の身を「案じて」います。
行方不明との連絡を受け、一同ともども山本様の身を「案じて」おりました。ご無事で何よりです。
遺族のご心痛やご苦労は、いかばかりと「案じて」しまいます。
無事でいてくれることのみを「案じて」おりました。
手順3
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- 思考しているというニュアンスが含まれるワードなので、どうなるのだろう、と不安を感じるだけでなく、気にかけている内容に対して、どうにかしたい、できれば何か好転させたいと具体的に思案している場面に用いられます。
手順4
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- 不安や悩み、困難に対して、相手を気遣う表現はたくさんありますが、「案じて」は、相手を気遣いながらも「具体的な解決策をアイデアを練りたい」というニュアンスが入るワードです。言葉の使い方や意味を意識していないと細かいニュアンスがなおざりになりがちですが、言葉の持つ意味合いを意識し、使い分けていきましょう。
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