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「恐縮の至り」の使い方や意味・例文の豆知識

「恐縮の至り」の使い方や意味・例文

手順・使い方の説明文

物事の完成が一人の力で足りない時には他者の力を借りるときはよくありますが、その他者の力の中で物事の成功に大きな効力を発揮するのが目上の方の経験値です。その経験値によって物事が成功した場合において必ず感謝の言葉を述べるのは社会人のマナーとして当然ではありますが、しかし感謝をそのまま述べただけでは有難味が薄いです。そこで目上の方に本当に感謝を伝える意味で使用するとよいキーワードの一つが「恐縮の至り」です。

手順1

目上の方に使うキーワードの一つ「恐縮の至り」の意味は、漢字を文面通りに捉えると恐縮の恐はおびえるを意味し縮は小さく体を細めることになります。この2つの意味の漢字を合わせることによって、相手が目上の方など自分よりも地位が高い相手に対して相手に迷惑をかけて申し訳なく思うという意味になります。

手順2

「恐縮の至り」は自分の行動に対して目上の方に影響してもらうことを申し訳なく思う際に使う言葉なので、「恐縮の至り」は主語の前後に使えることで強調することができます。

一番使われる言葉の例としては、相手に余計な手間をとらせてしまった場面で今回の件で多大なご迷惑をおかけしてしまい誠に「恐縮の至り」ですと使います。

次に商売関係で使う際には、ご要望にお応えすることができず大変申し訳なく「恐縮の至り」ですと使います。

ここまでは迷惑をかけたことに関する謝罪の側面が強いですが、感謝を伝える際にはわざわざご足労いただきましてたいへん「恐縮の至り」ですやお心遣いいただき「恐縮の至り」などといった形で使います。

手順3

「恐縮の至り」を使う上で注意したいのが、この言葉は相手への迷惑をかけたことに対する申し訳ない言葉の中でも上級の価値を持つ言葉です。そのためむやみに多用するような状態になると自分自身の価値を下げるだけでなく、相手もこの言葉の意味を知っている場合において「恐縮の至り」の言葉が重くなり気分を害することになります。

手順4

目上の方に物事の歓声に協力をいただいた時には感謝の言葉を述べるのは当然としても、やはり目上だからこそ感謝をより強調したいところです。強調するのは様々な方法がありますが、やはり自分が相手よりも下であることを表すためにも「恐縮の至り」を使うのは良いことです。しかし先にも言いましたが「恐縮の至り」は謝罪の言葉の中でも上級の価値を持つため、この言葉を多用するよりも軽い場面では恐れ入りますやお手数をおかけしますなどの類語を使うことが望ましいです。