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「恵贈賜りまして」の使い方や意味・例文の豆知識

「恵贈賜りまして」の使い方や意味・例文

手順・使い方の説明文

「恵贈賜りまして」は「けいぞうたまわりまして」と読みます。非常に丁寧な言い回しで、主にお礼状などで使われます。「恵」という字は困っている人に恵む、施しを与える、という意味があるので、非常に敬意のこもった言葉になります。「賜りまして」の「賜る」はもらうの謙譲語で、こちらも丁寧な言い回しになっています。

手順1

「恵贈賜りまして」を簡単に言うと「与えてもらう」という意味にないります。目上の人から何かをもらった時に使うととても敬意のある表現になります。「恵投」「恵与」も同じ意味で使うことができます。実際に使う場合は「ご「恵贈賜りまして」」と接頭語を付けるのが普通です。

手順2

「先日は誠に結構なお品をご「恵贈賜りまして」、心より感謝申し上げます」「この度は貴社創立50周年の記念の品をご「恵贈賜りまして」厚く御礼申し上げます」などのようにお礼の意味を込めたビジネスレターの中でよく使われます。

また、「こちらは株式会社○○様よりご恵贈賜りました品でございます」のような紹介文としても使うことができます。

単に「もらった」という「頂いた」という言葉よりもさらに丁寧な言い方にすることができるので、何か寄贈された場合は「貴社特製の品をご「恵贈賜りまして」ありがとうございます」と速やかに書面で使えるようにしましょう。

手順3

「恵贈賜りまして」は話し言葉というよりも、書き言葉ですので普段の会話では一般的ではありません。品物をもらった時に使う言葉で、「恵贈」には寄付するという意味もあります。金銭を支払って購入したときには使いません。

手順4

ビジネスシーンでも、特に出版物や記念品などは恵贈されることが多いので、「恵贈賜りまして」を使う場面が多くなります。お礼の言葉は短く簡潔に使えた方がスマートなので、あまり長々とお礼を述べるよりも一文で済ませるように工夫しましょう。ただし、手紙を送りつけて終わり、ということも失礼なので、「まずは略儀ながら書面にて御礼申し上げます」と付け加えておきましょう。