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「平素」の使い方や意味・例文の豆知識

「平素」の使い方や意味・例文

手順・使い方の説明文

手紙や電子メールなどでビジネス文書を作成するときに、普段の会話ではあまり使用することがない言葉を使用する場合もあります。中でも「平素」という言葉は、決まり文句のようにビジネス文書では、文頭のあいさつの際によく使用されます。会話の中では聞きなれない「平素」という言葉の正しい使い方や、意味などについて解説していきます。

手順1

まず「平素」の読み方は”へいそ”と読みます。意味は、「普段から」「常に」「日頃から」といった意味です。これを丁寧に表現した言葉です。敬語の表現の一種で、ビジネスでのあいさつで使用されることが多い言葉です。

手順2

拝啓 新緑の候、貴社におかれましては益々のご清栄のこととお喜び申し上げます。また「平素」より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

拝啓 残暑厳しき折、貴社におかれましては、ますますのご発展のこととお慶び申し上げます。また「平素」は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます。

時下ますますのご発展のこととお慶び申し上げます。「平素」は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

時下ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。「平素」より弊社グループに格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

手順3

「平素」は「いつも」といった意味です。ですから、まだ面識のない方に宛てた文書にはふさわしくありませんので、違う表現を使用しましょう。また口語で使用する他の言葉に置き換えることも可能ですが、「平素」を使うことでより改まった表現になります。

手順4

普段の会話では使い慣れない表現である「平素」という言葉ですが、改まったビジネス文書には必要不可欠な言葉です。時候の挨拶と合わせて使用することで、自然に使用することができます。決まり文句として覚えておくことで、ビジネスの場でもスムーズに使用することができ、洗練されたイメージを持たれることもあるでしょう。