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「御心労」の使い方や意味・例文の豆知識

「御心労」の使い方や意味・例文

手順・使い方の説明文

『ご心労』とは、精神的に苦労したり、気に病んでいる人に対して、いたわりの気持ちを持って心配していることを伝えるワードです。頭の平仮名を『御』に代え、「御心労」と漢字で明記することで、さらに格式ばった書き言葉として使用されます。『ご心労』や「御心労」は、単純に「心労」と明記するよりも、丁寧さがプラスされます。

手順1

言葉の意味としての『心労』は、『精神的疲労』や『心づかい』を指します。話題の対象となっている相手が、仕事の上司や年長者、敬意を払う対象である場合、接頭語をつけ、『ご心労』や「御心労」と謙虚表現にします。

手順2

「御心労」を使った例文は、以下を参考にしてください。あいさつのパターンとして、使用できるワードです。

さぞ「御心労」のことと拝察申し上げます。どうか御自愛ください。
斉藤様や斉藤様の御家族の「御心労」は、いかばかりかと胸が痛みます。
皆様には「御心労」をおかけしました。娘の手術も無事成功し、ただ今リハビリ中です。順調に回復しております。

微力ながら、「御心労」を軽くできないものかと頭を悩ませております。
藤田様のご家族が「御心労」で倒れられないように祈るばかりです。
この度は、多くの方々に「御心労」をおかけし、誠に申し訳なく存じます。

手順3

『悩み』や『気疲れ』と同じ意味合いですが、『心労』の方が、より硬いワードであり、自分の気苦労や精神的疲労に対して使うことは、あまりありません。「御心労」は使いすぎると仰々しくなるので、ピンポイントに使うとよいでしょう。

手順4

精神的な疲労や困難を抱えた相手を気遣うとワードです。同時に、精神的負担をかけてしまった相手へのお詫びとお礼を伝えるワードとしても用いることができます。反面、「御心労」は硬くなりやすい表現ですので、押しつけがましくなる傾向があります。身近な相手への手紙に対して使う場合は、『心労』または『ご心労』を使いましょう。